「ふわぁぁぁ………ねむ。」
只今、5時間目の授業中。
あたし、は窓側の一番後ろの席ということもあって
日光と風のちょうどいい感じにさらされて眠気に襲われました。
「…それじゃあ、この問3を……。おい、。聞いてるか?」
「おい、お前。!」
う……ん?
何か誰かのうるさい声がする――
チラリと横を見ると隣の席の跡部があたしに話しかけていた。
「え、何?どしたの、跡部!」
「おい、6だ。」
「は?何が?」
「いいから、6!」
「おい、?聞こえてるか?」
「え、ろ、6…?」
「正解。それじゃあ……」
何だったんだろ、今の……
で、でも答え教えてくれたんだよね…?お礼言わなきゃ!
「跡部っ」
「アン?」
「さっき、ありがとね!」
「フン、別にたいしたことじゃねーだろ。これからは授業聞いとけよ?」
「あ…うん。」
何でだろ。跡部の頬がほんのり赤くなってた気がする。
ん…?あれ!?何であたしもこんなにほっぺたが真っ赤になってるんだろ!?
「…。」
「ノートの端、見ろ。」
「え……?」
ノートの端を見ると、跡部の癖のあるきれいな字でこう書いてあった。
――“好きだ。“
スクラッチノイズ
(「あああ、跡部っ!?」「…うるせぇ、黙れ。」隣を見ると、さっきよりも真っ赤に染まった跡部の頬。)
タイトルと全然関係ないという現実^^←(09.03.25)