「あっとべーと♪あっとべーと♪あとべーとーはー、あっとっべっ♪」



「おい、。何、俺様の名前で遊んでやがる。」





俺の目の前にいる女、



隣の席のやつなんだかはっきりいってかなり変なやつだ。







「とっとこー走るよ跡部郎♪だーいすきなのはー、ひーまわりのたねー♪」



「…おい。いつ俺はハム太郎になったんだ?」




「あり?跡部郎くん、ハム太郎知ってたの?」




…俺様をバカにしてやがるコイツ。




フン、この俺様だってハム太郎くらいは知ってるぜ。





「あ、そっか!跡部郎はハム太郎最大の敵だもんね!」






意味わかんねえ……。



何で俺様がハム太郎の最大の敵なんだよ。








「……。お前、勉強する気あんのか?」




大体、今日、俺様が貴重な放課後に教室いるのはコイツのせいだ。



何故なら、コイツ、が数学の課題をやってなくて。(1ヶ月前の)


しかもわかんねえとか言い出すから


仕方なく、この俺様が教えてやってる訳だ。






なのには意味わかんねえことばっか言い出すし。


本物のバカだな、コイツは。







「あ、跡部郎くん、ちゃん、ここが分かんない!」




つーか、何だ、その跡部郎って……。




「チッ、xはここにこうやって、代入するんだよ。分かったか?」




「すぴー………」





……マジで殴りてえよ、コイツ。



人が教えてやってんのに寝るか普通?








「おい、。起きろ……「うーん……跡部ー……大好…き……」







正直、殴ってやりたかったけど、このの一言で俺の怒りケージは0となった。



あーあ……俺って1人の女に振り回されるようなやつだったか?






……ダメになったな、俺も。








      

                                (課題、どうなっても知らねーからな。ふぁぁ……何か俺も眠くなってきたぜ。)








「跡部ー、跡部ー、起きてよー!課題終わらない!」(09.03.09 / title:忘却曲線)